2012年5月21日(月)、金環日食の観察会を行いました。
当日はあいにくの曇り空で、雲の切れ間からときおり顔を出してくれる太陽に一喜一憂しながらの観察会となりました。
グラウンドに集まったおよそ100名の生徒、職員、保護者のみなさまと奇跡の瞬間を目の当たりにしました。
おお~欠けてる欠けてる!!
|
望遠鏡で見るとくっきりと大きく見えます
|
6時54分 まだまだ・・・
|
7時21分 もうちょっと!
|
7時32分 食の最大 でも雲が・・・ 薄暗く、肌寒いような感じもしました
|
7時33分 やっと晴れ間が! グラウンドでは大歓声です
|
7時34分 ベイリービーズ・・・微妙 |
7時38分 これ以降は分厚い雲に覆われました
|
今日の金環日食、ただ「きれいだったね~すごかったね~」だけでは終わりません。
なぜ日食は起こるのか?の問いには多くの人が答えられると思います。
太陽-月-地球が一直線上に来ることで、月が太陽を隠してしまうからです。
さらに、月は地球の周りを楕円状に公転していますから、
月が地球に近いところでは大きく見え、太陽をすっぽり隠してしまう(皆既日食)
月が地球に遠いところでは小さく見え、太陽を隠しきれない(金環日食)
となりますね。
つまり、地球から見た太陽と月の大きさはほぼ同じなのです。
ではどうして太陽と月の大きさはほぼ同じに見えるのでしょうか?
これは計算で求めることができます。
太陽と月の大きさ(直径)を比べると、1400000km÷3500km=400倍
太陽と月の地球からの距離は、15000万km÷38万km=およそ400倍
太陽は月の400倍遠くにあるけど、400倍大きいから同じ大きさに見えるんです。
自然が織りなす奇跡!を感じさせてくれる金環日食となりました。
解説を隠す<<